Need for TIMELESS「欲しいのは、タイムレスな服」
Need for TIMELESS「欲しいのは、タイムレスな服」

新時代を生きる私たちのニーズを満たすのは、
一過性のトレンドに流されず、長いスパンでつきあえる服。
しばらく休眠期があっても、またふと着たくなる。
アプローチ次第で、その時々の気分にすっとハマる。
そんな風にタイムレスに愛せる一着を、まずは手元に。

ラストとなる第4回、テーマは「COLOR」。
イエロー、黒、ヌードカラー、オレンジ、青、モノトーン。
ブランドマネージャー林涼子が選ぶ“大人に似合う色”。

01 - 01

“一枚でキマる
デザインニットを主役に
イエローを謳歌する”

「styling/のシーズンカラーのひとつ、イエロー。
思い切って上下ワントーンで着るのも素敵です。
上はカーディガンですが、Vあきが深すぎないから
前を閉めればこんなふうにトップスとしても。
ウエストシェイプのおかげで幅広いボトムに合います。
ニットの相手役として重宝するオーガンジーパンツは、
インナーとして同色のカットソーパンツ付き。
ストレスフリーで透け感を楽しめるって心強い!」(林)

01 - 02

“イエローを気張らずマイルドに。
シックな色が混じった
スラブニットをまずは一枚”

「発色のいいイエローに苦手意識がある人には
別の色がスラブ状にMIXされたニットを。
こちらは、グレーやべージュやグリーンといった
イエローと相性のいい色のニュアンスをはらんだ
若草色とのバイカラーで、トライしやすい一枚。
ハイウエスト×センタープレス×テーパードと
旬の要素がつまったパンツスーツでキレイめに。
仕上げにシルバーアクセと黒小物で引き締めて」(林)

02 - 01

“異なるマテリアルの競演で
軽やかに着こなしたい黒”

「黒は色自体に重さがあるぶん、素材のレイヤードで
しっかりとメリハリをつけるのが肝心。
ニットのセットアップに透けるシャツ、さらに
シャカシャカ素材のナイロンハットとレザーブーツ。
異素材MIXで、全身ブラックでもこれだけ軽やかに。
そして個人的にオススメなのが、このペプラムスカート。
大袈裟にならない計算ずくのシルエットが秀逸で
カジュアルに使えて身長も問わない。重宝確実です」(林)

02 - 02

“上下ブラックにグレーを挟む。
こなれ感が要のシンプルルック”

「使いやすい黒でいて、さりげなく抜け感が出せる
センタースリットのパンツが決め手。
こんなふうに上下黒のスタイルも、スリット効果で
重く見えすぎない。あると便利な一本ですね。
レザージャケットは、フロントがstyling/ならではの
縦長Vカットになっていて着痩せして見えるのが特徴。
はじめはカチッとしていても、着るほどにだんだんと
柔らかくなじんでいく経年変化を楽しめます」(林)

03

“同系トーンを重ねて
差し色を引き立てるのが
ヌードカラーの極意”

「白ニットにエクリュカラーのパンツ、
春まで使えるオフホワイトのシルクウールコート。
ヌーディな色調でまとめ、モダンさを意識した装い。
ゴムシャーリングになったコートの袖口から
覗かせているのは、中に着ているリブニットの
バルーン袖。(06-02で着ている黒ニットの色違い)
こういうディテールひとつで、着こなしの見え方が
一変する気がします。差し色のバッグも重要!」(林)

04

“オレンジを効かせた
媚びないドレスは
styling/の真骨頂”

「普段、敬遠しがちなブライトなオレンジも
黒ニットと切り替えになったこんなドレスなら…
着てみたい!って気になりませんか?
上は、styling/の定番ともいえるツヤっぽい糸を
使った上質感あるニット。一転して、すそは
ワークウエアを思わせるタフなナイロン混素材。
ただのフェミニンに終わらない、芯のある女性像を
体現できるドレスです。着心地も上々~」(林)

05

“黒や白といったモノトーンに
映える今季のブルー。
ニットで気負わずデイリーに”

「コレクションで印象的だった、パキッと鮮やかな
セルリアンブルー。黒や白のような、手持ちの
ベーシックカラーに合わせやすいトーンの青なので
背中のカシュクールデザインが特徴の
このショート丈ニットでぜひ取り入れてほしい。
光沢のあるツイル素材を使った
キレイめテーパードパンツとの相性もばっちり。
白シャツやチュニックとのレイヤードもキマります」(林)

06 - 01

“実は使える!
大人のモノトーンに
水玉ドレスのススメ”

「派手!と思うか否かは人それぞれですが(笑)
ドット柄って、
幾何学柄特有のモダンさや
不変性があって、実はタイムレスなんですよ。
チェックや花柄と同じような感覚で
ボーダーとかジャカード織との柄×柄もハマるし、
こんな感じでニットを重ねてもスタイリッシュ。
まずは使い勝手のいいロングドレスを一枚。
モノトーンでシックにまとめるのが大人の風格」(林)

06 - 02

“キャッチーなアイテム同士で
華やかさのあるモノトーン”

「大胆なボリュームの通称“はかまパンツ”。
タックの入れ方を調整したことで、横の広がりよりも
縦幅が増して脚長に見える作りのデニムです。
合わせた黒ニットは、タイプライター素材かつ
形状をアレンジできるバルーン仕様に切り替えられた
袖口のエレガンスが決め手。他ではなかなか
見つからない、デザイン性が際だつアイテム同士を
モノトーンで潔くストイックに仕上げました」(林)

※クレジット掲載のないアイテムはすべてモデル私物となります。

STAFF
Photo / Yusuke Raika
Hair & make-up / Taisei Kuwano (ilumini.)
Edit / Nao Manita (BIEI)

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